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プロフィール
しょうし
しょうし
社会保険労務士にして、京野菜集荷人。
京都市南区上鳥羽地区の生産者が作る九条ねぎ・みず菜・京にんじんなどの京野菜を集荷する仕事を営む。同時に、社会保険労務士事務所を営み、生産者の側にいる経験をもって、農業に特化した事務所を目指す。
上鳥羽地域の生産者を中心にした農作業従事者の労災加入団体「京都農ゆう会」を設立、現理事長。

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Posted by 京つう運営事務局 at

2009年02月19日

京野菜はどこへいく・・・金時にんじん葉??

申告の準備等バタバタしていてちょっと間があいてしまいました。


さてさて、久々のブログですが少々立腹しています。


今年から京都新聞をとっています。京都新聞・・・地方新聞だけあり、京都の話題が盛りだくさん。その中で週に一回?程度あるのか、「農新時代」というコーナーがあります。


本日の記事・・・・

「新たな京野菜  葉も味わえる金時にんじん」



なんですと??[[pict:bikkuri]]


金時人参の葉は、間引き菜として昔から食べているはず・・・というか食べてます。ネットショップやブログで書いています。
http://white.ap.teacup.com/syousi/48.html
金時人参は、播種してある程度大きくなったところで、間引く・・・それが「人参葉」。京都の人は人参の葉も食べる・・・といわれていますが、それは金時人参の間引き菜であること。


記事では、「通常は固くて食感が良くない葉も味わえる」とありますが、昔からそれを人参葉として出荷して市場流通させております。(数は減りましたが・・・)


「新しいブランド野菜として・・・」とありますが、ちょっと待ってください。

金時にんじんの人参葉は昔から食べてますし、市場に出荷もしてます。8月・9月は金時にんじんの間引きの時期で上鳥羽では至るところで間引き作業をしている生産者を目にします。決して新しいものではありません。




そもそも京野菜って何ですか?
長年都であった京都の地で伝統に継ぐ伝統から今日まで守られてきたものが「京野菜」であると思いますし、それを記事冒頭に(以下引用)「京野菜は、野菜の高級ブランドとして全国的に高い人気を誇る。しかし近年、他府県で同種の野菜の生産が伸び、京野菜は押され気味という。京野菜の方が高い値段で取引されるが、他府県で多量に作られると、徐々に値段が下がってしまう。~~~京野菜の新たな品目の開発が求められているという。」




確かに他府県で作られた同種の野菜の供給が増えると価格は下がっていきます。でも、だから新しい品目・・・?(人参葉は新しい品目でもありませんが・・)


京都の生産者は、農業技術が高くその丁寧な仕事ぶりも高く評価されています。同じ品目でもそういうところが評価されて「京都の野菜は美味しい」と支持を得ているのではないでしょうか。


他府県からの供給が増えたからといって、京野菜の帽子だけかぶせても支持は得られない。やはり、「伝統」「歴史」というものがないとかえってマイナスイメージになると思いますが・・・・如何に。




伝統の京野菜はどこに向かっていくのでしょうか??


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Posted by しょうし at 13:01Comments(0)雑感