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プロフィール
しょうし
しょうし
社会保険労務士にして、京野菜集荷人。
京都市南区上鳥羽地区の生産者が作る九条ねぎ・みず菜・京にんじんなどの京野菜を集荷する仕事を営む。同時に、社会保険労務士事務所を営み、生産者の側にいる経験をもって、農業に特化した事務所を目指す。
上鳥羽地域の生産者を中心にした農作業従事者の労災加入団体「京都農ゆう会」を設立、現理事長。

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Posted by 京つう運営事務局 at

2009年12月27日

これが「京にんじん」 少なくなる事情

前回、上鳥羽の「京にんじん」を使うなら今のうち・・・、という話をさせていただきました。

それは、年を越すと極端に出荷量が減るから・・・。



なぜ減るか・・・。


理由は簡単、作付けが極端に減っているから。



作付けが減っているとなぜ新年以降出荷が減るのか・・・。

理由は簡単、正月用品としての需要をあわすように出荷するから。



つまり、私の父親がこの仕事をしていた頃は、祭り(城南宮の神幸祭・10月第3日曜日)過ぎれば始まり、春先まで続いた出荷が今では正月用の需要を見据えた12月に集中するということ。


それでも私が仕事を始めた頃には12月上旬に毎日3t(ケースでいえば300ケース)ほど運んでいた出荷量が、今では12月の20日以降に100ケース程度の出荷となってしまっています。(私が運ぶ以上に市場に持ち込みされる生産者もおられますが・・・)



正月商材には違いないものの、金時人参は普段使いの人参として上鳥羽では親しまれていました。見た目に色鮮やかな金時人参は、正月だけでなくどんな時期のどんな料理にも明るく彩ってくれます。



(今年は高値で推移しており、少し事情は違うのですが・・・)12月のある週に出荷が集中することは値崩れを起こす原因となるために、生産者どうしで出荷時期を長く・・・出荷量を少なく・・・と考えていたのですが、そうはできない事情もあるのです。



その一つがこれ。

R0014397.JPG

何だかわかります?

中を開けると・・・

R0014399.JPG


中に何かみえますね。


人参を洗う機械なんです。
IMGP0391.JPG

1本1本丁寧に面取りされた金時人参は、水を張った洗い場に設置されたこの大きなドラム缶のような機械に入れられ、グルグルと何時間も回されます。


それによって薄皮がはがれ、見た目にもキレイな人参となるわけです。



実は、この機械が異常に重い。
しかも、一旦設置すると他の作業はできません。洗い場は九条ねぎやみず菜を洗う場所でもあるのです。金時人参を洗うためだけに設置しておけば、他の仕事ができません。


だから、金時人参の出荷は集中してしまうのです。


う~~~ん、生産者の近くにいなければわからないこの事情。。。




今のうちですよ。


ぜひ、使ってみてください。


上鳥羽産の金時人参(京にんじん) 販売してます。
(発送は来年になります。。)

http://kyoyasai.shop-pro.jp/

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旬な情報をお届けします・・・




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Posted by しょうし at 13:42Comments(0)京野菜の紹介